和歌山県湯浅町の地元のおすすめ工務店メリットデメリット情報｜新築・リフォーム｜江戸時代の歴史的な建物が並ぶ街に住む

和歌山県有田郡湯浅町（ありだぐんゆあさまち）は、地名を名前にした湯浅氏とともに、熊野古道の宿場町と紀伊水道の港町の両方の要衝として栄えました。また、鎌倉時代から金山寺味噌が作られるようになり、その製法をベースにした醤油が発祥し、全国展開していった食品生産と海運の街です。

湯浅町で家を建てる検討をされている方は、是非この記事を読んで参考にしてくださいね。

《１》湯浅町ってどんなまち？

1. 地理と気候

湯浅町は和歌山県のほぼ中央部にあり、紀伊水道の湯浅湾に面した町です。気候は温暖なため、町の東側と西側に連なる山にはみかんをはじめとする果樹園や森が広がり、自然豊かなエリアとなっています。

町の中央部には、山田川と広川の2つの川の間に広がる平地があり、以前宿場町だった市街地と港町があります。町の西側に面している湯浅湾は、綺麗な海岸線が広がる小浜海岸や楢崎海岸、端崎・霧崎などの岬、そして湯浅湾の島があります。

2. 歴史

湯浅町は、古くから「湯浅」という地名があったようです。平安時代の有力豪族の湯浅氏は地名を名前にしたそうで、熊野古道の参詣に重要な宿場町として栄えました。また、海の要衝でもあり、水軍も活躍していたようです。一方、鎌倉時代に日本に入ってきた味噌が湯浅町で有名な金山寺味噌となり、その製造の過程で作られる醤油が生産され、江戸時代に水運の拡大とともに全国に広まり、その名残のある街並みが現在でも見ることが出来ます。

3. 観光スポット

湯浅町で人気のスポットをご紹介します。

小浜海岸：湯浅湾に面した綺麗な海岸で、関西で人気の海岸の1つです。
江戸時代の街並み：まるでタイムスリップしたかのような街並みを見ることが出来ます。
大仙堀：江戸時代に醤油の積出として活躍した堀が当時を偲ばせてくれます。
しらす丼：県内トップの漁獲量を誇る美味しいしらす丼のお店が多数あります。

4. 経済と産業

湯浅町の経済は、古くは紀伊水道の港町として、内陸は熊野古道の参詣の宿場町として栄えていました

。鎌倉時代に入ってきた味噌が元となった金山寺味噌が作られ、その製造過程に出てくる液汁を改良した結果、醤油が発祥しました。醤油は江戸時代に製造が整備され全国に広まっていたため、水運も発展しました。また、紀伊水道の豊富な魚で発展した漁業と、みかん畑に代表される果樹園の栽培が広く行われていき、現在に至っています。